小学校で歯磨き指導を行いました

投稿者: | 2016年6月3日

今年も歯と口の健康週間がやってきました。

 

例年どおり、歯科健診1週間後の6月2日(木)に、当院院長が学校歯科医を担当している橿原市立白橿北小学校にて、1年生を対象とした歯磨き指導を行いました。

3時間目の授業時間を利用し、理科室にて保健の先生とともに指導を行いました。今年は保護者の方や校長先生、教頭先生にも見学していただきました。

磨き残しを歯垢染色液で分かりやすく赤く染め、どの部位が磨きにくく、磨き残しがあるかを手鏡とデンタルミラーを使って確認し、お口のイラストに磨き残しのある部分を赤く色塗りしてもらいました。

その後、赤く染まった磨き残しを、実際に歯磨きをしながら歯磨き指導を行いました。

大きなお口の模型と大きな歯ブラシを使って、歯ブラシの当て方や順番、歯の形を学んでもらいました。

赤く染まっているのは分かっても、実際にどうやって歯ブラシをその部分に当てたらいいのか、分からないこともあります。そのため、難しい部分は皆さんのところでお口のなかを見せてもらったり、実際に歯磨きをさせてもらい、指導しました。

皆さん、初めは磨き残しをきれいに磨くのに悪戦苦闘していましたが、順番に磨いていくうちに、コツを掴み、手早く磨けるようになっていました。

歯磨き指導の最後には、皆さん、真っ白の歯になっていました。

 

いくら時間をかけていても、ながら磨きをしてしまい、きちんと歯ブラシを当てなければ、磨き残しが残ってしまいます。

おうちでもぜひ、歯の形や順番、歯ブラシの当て方を意識して、鏡を見ながら、丁寧に歯磨きをしていただきたいと思います。

また、児童の皆さんだけではどうしても磨けない箇所もあるため、ご家庭でもできるだけ仕上げ磨きを行っていただくと、将来的にもむし歯の予防に繋がっていきますので、お子さんのお口の健康のためにご協力お願い致します。

2016白橿北小学校歯磨指導

 

また、今年は歯磨き指導のあとに、学校保健委員会にも参加させていただき、歯の健康と予防について少しだけ講演もさせていただきました。

 

学校保健委員会では、学校歯科医のほかに、学校薬剤師の先生やPTAの方など、なかなか普段は意見を聞くことができない方々とお話しをすることができ、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。